血行促進に効くツボ10選|顔・手・足の押し方と美容効果を解説
手足が冷える、顔がむくむ、夕方になると足が重い。血行不良が原因のこうした不調は、ツボを刺激することで改善が期待できます。
本記事では、血行促進に効くツボを10個紹介するとともに、効果を高める押し方のコツを解説します。また、さらに深い血行促進を求める方に向けて、プロによる施術という選択肢も紹介します。
まずは顔のむくみ、手足の冷えなど、改善したい症状に合わせてツボを選んでみてください。
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血行不良で起こる身体と美容への3つの影響

血行が悪くなると、身体にはどんな変化が起こるのでしょうか。代表的な症状を見ていきます。
①むくみ・冷え・疲労が慢性化する
・夕方には足がパンパンに腫れる
・朝起きても顔が重い
・手足が常に冷たく、布団に入っても温まらない
血行不良になると、老廃物や余分な水分が排出されにくくなります。その結果、足や顔がむくみ、手足は常に冷たい状態が続きます。疲労物質も溜まり続けるため、朝起きてもだるさが抜けません。
とくにデスクワークや立ち仕事など、長時間同じ姿勢でいる方は要注意です。筋肉が硬くなって血管を圧迫し、血液の巡りが悪化。放置すると症状が慢性化していきます。
②顔のくすみ・たるみが目立つ
・顔色が悪く、透明感が失われる
・くすみやクマが目立つ
・たるみやほうれい線が深くなる
血行不良になると、肌に必要な酸素や栄養が届かなくなります。顔色が悪くなり、透明感が失われ、くすみやクマが目立つようになります。肌のターンオーバーも乱れるため、古い角質が蓄積してごわつきの原因に。
血行不良が続くと、たるみやほうれい線も深くなり、実年齢より老けて見られることもあります。美容面での悩みを抱えている方は、血行改善から始めてみましょう。
③肩こり・頭痛などの不調につながる
・慢性的な肩こりや首のこり
・緊張性頭痛やめまい
・マッサージしても一時的にしか楽にならない
血行不良になると、筋肉に発痛物質が溜まります。それが肩こりや頭痛として現れ、緊張性頭痛やめまいの原因にもなります。
長時間のスマホ操作やパソコン作業など、同じ姿勢が続く方に多く見られる症状です。マッサージでは一時的にしか改善しないため、根本的な血流改善が必要になります。
ツボ刺激が血行促進に効く理由

「ツボを押すだけで本当に血行が良くなるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。ここでは、ツボ刺激がどのように身体に作用するのか解説します。
ツボを押すと血管が広がる
ツボを刺激すると、血管が広がって血液の流れがスムーズになります。ツボを押した後に肌が赤くなるのは、血管が拡張して血液がその部分に集まっている証拠です。
血管が広がると、酸素や栄養が全身に行き渡りやすくなります。同時に、老廃物の排出も促されるため、むくみや疲労が改善されていきます。
1つのツボが全身に作用する
ツボを押すと、その刺激が神経を通じて脳に伝わります。すると、身体全体のバランスを整える指令が出され、離れた場所の血流も改善されることがあります。
例えば、手にある「合谷」というツボを押すと、頭痛が楽になることも。これは、ツボの刺激が神経を介して全身に作用するためです。
ツボを押すときの基本ルール

ツボを押す際は、正しい方法で行うことが大切です。間違った押し方をすると、効果が出ないだけでなく、筋肉を傷めてしまうこともあります。
・強さ:「痛気持ちいい」程度(強すぎると筋肉を傷める)
・時間:1つのツボに3〜5秒×3〜5回
・呼吸:息を吐きながら押し、吸いながら離す
・タイミング:入浴後など身体が温まっているとき
・頻度:1日2回(朝・晩)
強く押せば効くわけではありません。やさしい刺激でも、正しい位置なら十分効果が期待できます。
【部位別】血行促進に効くツボ10選
| ツボ名 | 場所 | 主な効果 |
| 足三里(あしさんり) | 膝のお皿の下、外側に指4本分下 | 全身の血行促進、疲労回復、胃腸の働きを整える |
| 三陰交(さんいんこう) | 内くるぶしから指4本分上 | 下半身の血行、生理痛・PMS、むくみ、冷え |
| 湧泉(ゆうせん) | 足裏の中央(足指を曲げたときのくぼみ) | 全身の血行、疲労回復、冷え性、不眠 |
| 印堂(いんどう) | 眉間の真ん中 | 顔の血行促進、リラックス、眉間のしわ改善 |
| 太陽(たいよう) | 目尻と眉尻の間のくぼみ | 目周りの血行、眼精疲労、くま・くすみ改善 |
| 欠盆(けつぼん) | 鎖骨の上のくぼみ | リンパの流れ促進、顔のむくみ解消 |
| 合谷(ごうこく) | 手の甲、親指と人差し指の骨が交わる部分 | 上半身の血行、頭痛、肩こり、ストレス軽減 |
| 血海(けっかい) | 膝の内側、膝のお皿から指3本分上 | 血液の質改善、生理痛、肌荒れ |
| 委中(いちゅう) | 膝裏の中央 | 下半身の血行、腰痛、膝の痛み |
| 天柱(てんちゅう) | 首の後ろ、髪の生え際の太い筋肉の外側 | 首・肩の血行、頭痛、自律神経調整 |
血行促進に効果的なツボを10個紹介します。全身、顔、手足など、部位別に効果のあるツボを厳選しました。場所と押し方を詳しく解説するので、改善したい症状に合わせて実際に試してみてください。
足三里(あしさんり)|疲労回復と免疫力アップ
・場所:膝のお皿の下、外側に指4本分下がったところ
・効果:全身の血行促進、疲労回復、胃腸の働きを整える、美容効果
・押し方:椅子に座り、親指でやや強めに円を描くように押す。3〜5秒×3〜5回
足三里は、全身の血行促進に効く万能のツボとして知られています。膝の外側、すねの骨の脇にあり、触るとやや凹んだ感触があります。親指で円を描くようにゆっくり押すと、じんわりと響く感覚があれば正しい位置です。
疲れたとき、胃腸の調子が悪いとき、免疫力を高めたいときに押すと効果的。全身の血流を促すため、美容効果も期待できます。
三陰交(さんいんこう)|女性の悩みに効く
・場所:内くるぶしから指4本分上
・効果:下半身の血行、生理痛・PMS、むくみ、冷え
・押し方:親指でゆっくり押し込む。3〜5秒×3〜5回
・注意点:妊娠中は避ける(陣痛を促す作用あり)
三陰交は、女性特有の悩みに効くツボとして有名です。内くるぶしの一番高い部分から、指4本分上がったところ、骨の後ろ側のくぼみにあります。
生理痛やPMS、下半身のむくみや冷えに悩んでいる方は、生理の1週間前から毎日押すと効果を感じやすくなります。ただし、妊娠中の方は陣痛を促す作用があるため避けてください。
湧泉(ゆうせん)|足裏の万能ツボ
・場所:足裏の中央(足指を曲げたときにできるくぼみ)
・効果:全身の血行、疲労回復、冷え性、不眠
・押し方:両手の親指を重ねてしっかり押す。3〜5秒×3〜5回
湧泉は「生命のエネルギーが湧き出る泉」という意味を持つ、足裏の重要なツボです。足の指を曲げたとき、足裏の中央にできるくぼみがツボの位置。足の指の付け根とかかとを結んだ線の、前から約1/3の場所にあります。
両手の親指を重ねて体重をかけるようにしっかり押すと、足全体が温まる感覚があります。ゴルフボールを踏んで刺激するのも効果的です。寝る前に押すと、ぐっすり眠れます。
印堂(いんどう)|顔全体の血色アップ
・場所:眉間の真ん中
・効果:顔の血行促進、リラックス、眉間のしわ改善
・押し方:人差し指で円を描くようにやさしくマッサージ。3〜5秒×3〜5回
印堂は眉間の中央にあり、顔全体の血行を促すツボです。リラックス効果も高く、朝のスキンケアのついでに押すのがおすすめです。
人差し指で円を描くようにやさしくマッサージすると、顔色が明るくなり、眉間のしわ改善にも効果が期待できます。目の周りは皮膚が薄いため、力を入れすぎないよう注意しましょう。
太陽(たいよう)|目元のくすみ・疲れに
・場所:目尻と眉尻の間のくぼみ
・効果:目周りの血行、眼精疲労、くま・くすみ改善
・押し方:人差し指または中指でやさしく押す。3〜5秒×3〜5回
太陽は目周りの血行を促すツボで、眼精疲労やくま・くすみの改善に効果的です。場所はこめかみの少し手前、目尻と眉尻の間にあるくぼみになります。
デスクワークで目が疲れたとき、目元のくまやくすみが気になるときに押してみてください。目の周りは皮膚が薄いため、やさしく円を描くように押しましょう。
欠盆(けつぼん)|顔のむくみをすっきり
・場所:鎖骨の上のくぼみ
・効果:リンパの流れ促進、顔のむくみ解消
・押し方:鎖骨に沿って指を滑らせる。強く押すのではなく、リンパを流すイメージで
欠盆は鎖骨の上にあるツボで、リンパの流れを促し、顔のむくみ解消に効果的です。場所は鎖骨の内側から外側に向かって指を滑らせたとき、大きなくぼみがある部分になります。
朝の顔のむくみが気になるときに、人差し指・中指・薬指の3本を鎖骨のくぼみに当て、鎖骨に沿って外側へ優しく滑らせてください。リンパを流すイメージで行うと、顔全体がすっきりします。
合谷(ごうこく)|万能のツボ
・場所:手の甲、親指と人差し指の骨が交わる部分
・効果:上半身の血行、頭痛、肩こり、ストレス軽減
・押し方:反対の手の親指でやや強めに押す。3〜5秒×3〜5回
合谷は手にある万能のツボで、上半身の血行促進や頭痛、肩こり、ストレス軽減に効果的です。場所は手の甲、親指と人差し指の骨が交わる部分の少し人差し指側で、骨と骨の間を触ると柔らかい部分が見つかります。
反対の手の親指をツボに当て、人差し指の骨に向かって押し込むと、腕全体にじんわり響く感覚があります。仕事中でも押しやすいため、頭痛や肩こり、ストレスを感じたときに覚えておくと便利です。
血海(けっかい)|血の巡りを整える
・場所:膝の内側、膝のお皿から指3本分上
・効果:血液の質改善、生理痛、肌荒れ
・押し方:椅子に座り、両手の親指で押す。3〜5秒×3〜5回
血海はその名の通り「血の海」を意味するツボで、血液の質を高め、生理痛や肌荒れの改善に効果が期待できます。場所は膝のお皿の内側、上端から指3本分上がったところ、太ももの内側になります。
椅子に座った状態で、両手の親指を重ねてツボに当て、太ももの骨に向かってしっかり押してください。生理不順や貧血気味の方にもおすすめのツボです。
委中(いちゅう)|下半身の疲れに
・場所:膝裏の中央
・効果:下半身の血行、腰痛、膝の痛み
・押し方:座って両手の親指で優しく押す。3〜5秒×3〜5回
委中は膝の裏側の中央、横じわの真ん中にあるツボで、下半身の血行を促し、腰や膝の痛みにも効果的です。
椅子に座った状態で、両手の親指をツボに当て、膝を包み込むようにしてゆっくり押してください。膝裏は敏感な部分なので優しく押すのがポイント。立ち仕事や長時間歩いた日の夜に押すと、足の疲れが取れます。
天柱(てんちゅう)|首の血行改善
・場所:首の後ろ、髪の生え際の太い筋肉の外側
・効果:首・肩の血行、頭痛、自律神経調整
・押し方:両手を後頭部に当て、親指で押し上げる。3〜5秒×3〜5回
天柱は首の後ろ、髪の生え際にある太い筋肉(僧帽筋)の外側にあるツボで、首・肩の血行改善や頭痛、自律神経調整に効果があります。場所は後頭部の骨の下、左右にあるくぼみが目印です。
両手を後頭部に当て、親指をツボに当てます。頭の重みを利用してゆっくり押し上げるように刺激し、首を前に倒しながら押すとより効果的です。デスクワークで首が疲れたとき、頭痛がするときに押すと楽になります。
ツボ押しの効果を高める3つのコツ

ツボを押すだけでも効果はありますが、ちょっとした工夫でさらに効果を高めることができます。ここでは、ツボ押しの効果を最大限に引き出す3つのコツを紹介します。
①温めてから押す
入浴後など身体が温まっているときに押すと、血管が拡張しているため効果が高まります。お風呂上がりのリラックスした状態で、ゆっくりツボを押してみてください。
入浴が難しい場合は、ホットタオルで押したい部位を温めるのも効果的です。電子レンジで温めた濡れタオルを2〜3分当てるだけでも、血行が促進されます。
②呼吸と連動させる
息を吐きながらゆっくりツボを押し、息を吸いながら力を抜きます。この呼吸法を取り入れることで、副交感神経が優位になり、心身の緊張がほぐれやすくなります。
呼吸を止めたまま力を入れると、身体に余計な力が入り、かえって血行が悪くなることもあります。深くゆっくりとした呼吸を心がけましょう。
③毎日継続する
1回だけでは一時的な血流改善にとどまり、根本的な体質改善にはつながりません。毎日の習慣として取り入れることで、血行不良が起こりにくい身体づくりができます。
朝起きたときに顔のツボを押す、夜寝る前に足のツボを押すなど、生活の中にツボ押しを組み込むと続けやすくなります。完璧を目指さず、できる範囲で続けることが大切です。
セルフケアでは改善しにくい血行不良への対処法

ツボ押しは血行促進に効果的なセルフケアですが、慢性的な血行不良や深部の筋肉の緊張には、プロによる施術という選択肢もあります。ここでは、さらに深い血行改善を求める方に向けて、3つの対処法を紹介します。
整体・マッサージで筋肉の緊張をほぐす
整体やマッサージは、深部の筋肉にアプローチできるのが特徴です。長時間のデスクワークや立ち仕事で固まった筋肉を、プロの手技でほぐすことで血流が改善されます。
とくに肩こりや腰痛など、特定の部位に強い緊張がある方におすすめ。施術者が身体全体のバランスを見ながら調整してくれるため、自分では気づかなかった不調の原因が見つかることもあります。
温める施術で血流を促すケア
温熱療法やホットストーンマッサージなど、身体を温めながら血流を促す施術も効果的です。温めることで血管が拡張し、酸素や栄養が全身に行き渡りやすくなります。
冷え性や末端の血行不良に悩んでいる方、リラックスしながらケアを受けたい方に向いています。温かさが心地よく、副交感神経が優位になるため、ストレス軽減効果も期待できます。
鍼灸で深部から血行を促進する
鍼灸は、ツボに鍼や灸で直接刺激を与え、深部から血行を促進する施術です。セルフケアでは届かない深い層の筋肉や血管にアプローチできます。
とくに美容鍼は、顔の表情筋や真皮層まで直接刺激することで、血流改善だけでなく、むくみやくすみ、たるみの改善も期待できます。極細の鍼(0.1〜0.2mm)を使用するため痛みはほとんどなく、施術後は顔全体がすっきりと引き締まる感覚があります。
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血行促進ツボに関するよくある質問

Q1:ツボ押しはどのくらいの頻度で行えばいいですか?
A:1日2回(朝・晩)が目安です。
朝は血行を促して1日を活動的に過ごすため、夜は疲労回復とリラックスのために行うのがおすすめです。
Q2:ツボを押しても効果を感じません。何が原因ですか?
A:位置が正確でない、押し方が弱すぎる/強すぎる、継続期間が短い可能性があります。
本記事の説明を参考に正確な位置を確認し、「痛気持ちいい」強さで最低2週間は継続してみてください。
Q3:妊娠中でも血行促進のツボは押せますか?
A:三陰交、合谷、肩井など、避けるべきツボがあります。
これらのツボは陣痛を促す作用があるため、妊娠中の刺激は厳禁です。妊娠中の方は、必ず医師に相談してからツボ押しを行ってください。
Q4:美容鍼は痛いですか?
A:髪の毛ほどの細い鍼(0.1〜0.2mm)を使用するため、ほとんど痛みはありません。
注射針の約1/3の太さで、先端も丸く設計されているため、チクッとする程度です。
Q5:美容鍼の効果はどのくらい持続しますか?
A:個人差がありますが、約2週間程度持続します。
継続して施術を受けることで、効果が定着しやすくなります。初回は週1回ペース、状態が安定してきたら2週間に1回程度が目安です。
まとめ|セルフケアとプロの施術で理想的な血行促進を
血行促進に効くツボは、手軽に取り入れられるセルフケアとして非常に有効です。本記事で紹介した10個のツボを使い分けることで、冷えやむくみ、顔のくすみなどの改善が期待できます。
まずは朝晩の習慣として、気になるツボから試してみましょう。継続することで、血行不良による不調を予防し、健やかな毎日を送る土台を作ることができます。
さらに深い血行改善を求める方は、整体・マッサージ・温める施術・鍼灸など、プロによる施術という選択肢もあります。とくに美容鍼は深部から血行を促進でき、美容効果も期待できるため、顔のくすみやたるみが気になる方におすすめです。
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